ダイヤモンドレコード針のナガオカは、世界が認める技術を生かし、各種精密部品を製造しています。

NAGAOKAの技術

ナガオカの技術力

ハイテク化が進む現代は、OA機器をはじめ、あらゆるシーンでさまざまなマシーンが動いています。そこには「耐摩耗性」が必要な消耗部品の活躍があることも見逃せません。ダイヤモンドレコード針の「ナガオカ」は、世界が認める技術を生かし、各種消耗部品を製造。汎用機械や一般技術では不可欠な、高硬度難削材の接合、研磨といった特殊加工を専門分野とし、その高度な技術力に多くの信頼を勝ち得ています。

主な加工技術

ナガオカが蓄積してきたダイヤモンドの精密加工技術は、レコード針はもとより、超硬合金、マグネット部品などの難削材・超微細加工へと花開きました。
機器の進化に呼応してニーズは年々高精度化しており、当初は経験に基づいた技術開発を推進。常に多方面のお客様のご要望に、きめ細かく対応できるよう努めています。

「硬い、もろい」素材の加工

地球上で最高度のダイヤモンドをいち早く手掛けた有利性

ダイヤモンド・サファイヤ・ルビーなど宝石をはじめ、超硬合金、各種セラミック...。これらの硬質難削材は耐摩耗性に優れているものの、もろく欠けやすいという性質を持っており、その加工には高度なテクニックが要求されます。地球上で最も硬いダイヤモンドの微細加工を手がけて30年、ナガオカは世界に誇る技術を多角的に応用。100分の1ミリから1000分の1ミリへ、そしてさらに微細にと、時代とともに高精度・高品位化される要請にも着実にお応えしています。

多品種少量生産

経験こそが生産の源
内製機械でフレキシブル対応

ナガオカが培ってきたハイレベルな技術力は、触針(精密測定機器用端子)などの特殊部品にも生かされております。受注数1~2個というケースが一般的なこれらの部品は、すべてのお客様から設計図をいただいてから生産するオーダーメイド。技術部が必要に応じて加工用機械を自社内で製作し、針の先端形状の微細な変化などにも的確に対応。蓄積された経験と磨き抜かれた技術、これにフレキシブルな組織体制が調和して、独自の多品種少量生産システムが確立しています。

納期第一主義

お客様の立場を最優先、最短納期に向けてフル稼働

信頼を獲得している要因には、「短納期」なこともあげられましょう。創業以来ナガオカでは、納期に関するお客様とのトラブルが一度もないことが自慢です。たとえば、ある工場で一本の針がないために全体が動かない事態に陥ることがあります。当社は採算や段取りよりもまず、必要とされるお客様の立場を最優先。特殊加工のエキスパートとして、フルラインナップしたダイヤモンド専門工具や内製の機械を駆使し、常に最短での納期第一主義を貫いています。

人材

ベテランと中堅、若手の力が集結、さらに切磋琢磨

世界に聞こえるナガオカの名声を支えているもの、それは「人材力」にほかなりません。特殊技術を身につけたベテランと中堅、これをバックアップして次代を担う若手社員たちの力の結集です。特に長い経験と技を身につけた熟練作業員は人材力の中枢。たとえばダイヤモンドの結晶には目に見えない方向性があり、これをとり違えると全く研磨できません。彼らは手の振動や音で感じ取り、特性をつかんで磨き上げるのです。こうしたプロフェッショナルが生まれ育つナガオカの人材力は、まさに未知数といえましょう。

デジタルを支えるアナログ技術

将来に向けて不可欠なアナログ技術の担い手として

時代はハイテク&デジタルが主流。しかし、たとえばスペースシャトルのパーツも一人の職人の手で作られるように、どんな先端産業でもアナログ技術は不可欠なもの。視点を変えれば、より高度化・専門化されたプロのアナログ技術がなければ、未来へのデジタル化も伸展しないといえましょう。ナガオカは将来にわたって人材力が生きるアナログ技術にこだわり、先進の産業社会を支えてまいります。